Dr.キセの水質分析講座

水質検査 その他項目(水銀、ヒ素等)について その1

更新日時:2018/10/23

 

今回は、前回までに解説した項目以外で水道法51項目に含まれる検査項目を解説します。これらの項目は、()地下水(井戸水)を原水とする()特定建築物である(水の用途として使われている施設等の延べ面積が3,000u以上の建築物、または学校教育法第一条に規定する学校として使用され、延べ面積が8,000u以上の建築物)、という2つの内容に該当する建物で、検査頻度は建物竣工後の使用開始前に1回水質検査を行ないます。 

 

1.水銀及びその化合物 (基準値:0.0005 mg/L 以下であること)

水銀は、乾電池、蛍光灯、体温計などに用いられていますが、水俣病で水銀の毒性がクローズアップされてからは、使用の規制が加えられています。水銀の摂取経路としては大気、水、食品があります。その中でも食品からの摂取量が多く、生物濃縮により魚介類からの摂取量が多くなっています。金属水銀、無機水銀、メチル水銀のいずれも神経系に影響を与えます。特に水俣病の原因物質であるメチル水銀は毒性が強く、中枢神経への影響があります。

 

2.マンガン及びその化合物 (基準値:0.05 mg/L 以下であること)

マンガンは、生体における微量必須元素で、乾電池やマッチの原料、繊維・樹脂などの漂白剤にも用いられています。基準値を超えて検出される場合は主に地質に起因します。溶存しているマンガンイオンが0.05mg/L以上あると、配水管中に付着した二酸化マンガンが剥離し、黒い水の原因となることがあります。基準値は、健康への影響ではなく、黒い水を防止する観点から設定されました。

 

3.六価クロム化合物 (基準値:0.05 mg/L 以下であること)

クロムはステンレス等の合金の材料として利用されるほか、クロムめっき、電池、顔料等に用いられています。環境中に天然に存在するクロムはほぼ三価のものに限られ、六価のものは人為起源のものと考えられます。水道の地下資源や家庭用井戸等が六価クロムにより汚染された事例がしばしば報告されています。六価クロムは、ヒトに対して発がん性を示す物質に分類されています。

 

4.カドミウム及びその化合物 (基準値:0.003 mg/L 以下であること)

カドミウムは、電池、顔料、電気めっき、合金等に用いられています。富山県神通川流域で多発したイタイイタイ病の原因物質として、1960年(昭和35年)頃から注目されるようになりました。カドミウムは毒性が強く、主な毒性は腎臓の機能障害です。2010年(平成22年)41日より、水道法の水質基準が改正され、0.01mg/L以下から0.003mg/L以下に強化されました。

 

5.ヒ素及びその化合物  (基準値:0.01 mg/L 以下であること)

ヒ素及びその化合物は、半導体の材料、農薬、殺鼠剤、医薬品の原料など広い分野で用いられています。ヒ素の摂取経路としては、大気、水、食品があります。地下水の場合、消毒のみで給水することが多く、原水中に含まれるとヒ素がそのまま給水栓中に含まれる例もあるので、原水にヒ素を含む場合は注意が必要です。

 

6.フッ素及びその化合物 (基準値:0.8mg/L 以下であること)

フッ素は反応性が高いため、化合物の形で存在しています。フッ素の化合物は、セラミックス、ガラス繊維、練り歯磨への添加剤などに使用されています。低濃度のフッ素には虫歯を予防する効果がありますが、高濃度のフッ素を含む水を長期的に飲用すると、球状歯という歯のホウロウ質が侵食された状態になります。

 

7.アルミニウム及びその化合物 (基準値:0.2 mg/L 以下であること)

アルミニウムは、金属として又は合金として航空機、車両等に用いられています。酸素、ケイ素についで3番目に地球上に広く多量に存在している物質で、金属としては第1位の存在量です。食品中や胃潰瘍などの治療薬にも含まれ、水道水中には凝集に使用した薬品のごく微量が残留しています。

 

8.ナトリウム及びその化合物 (基準値:200 mg/L 以下であること)

ナトリウムの用途は、ナトリウム金属としてはナトリウムランプや合金、ナトリウム塩としては、融雪剤やガラス、医薬品、食品工業、調理等種々の目的で広く使用されています。すべての淡水に含まれるため、工場排水、生活排水、海水等の混入により濃度が増加します。急性毒性物質ではありませんが、高血圧症の方はナトリウムの摂取を制限する必要があります。

 

 

上記の水質検査は下記のようなお客様からご依頼をいただいております。

 

○ビル・マンション、ホテルなどの施設管理会社様

冒頭で述べた通り、地下水(井戸水)を原水としている特定建築物に該当する建物をお持ちの管理会社様やその物件よりご依頼をいただいております。検査頻度が3年以内に1度と定めがある為、対象の物件への実施漏れが生じないように配慮する必要があります。

 

 

◎上記項目を含む51項目の水質検査の市場平均価格 ¥220,000のところ、

水質分析.comでは、

51項目の水質検査を 190,000(別途消費税)で実施しております。

検査に必要な容器、送料は検査料金に含まれています! 

 

急に水質が変化した場合などお急ぎで検査をご希望の場合特急で検査をお受けすることもできます。

特急で検査を行った場合、通常納期2週間のところ、1週間で結果をご報告できます(別途料金をいただきます)。

FAXやメールで速報をお送りすることも可能なので、ご相談ください。

 

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