Dr.キセの水質分析講座

水質検査 有機化合物質7項目について

更新日時:2018/09/16

今回は、有機化学物質7項目の検査について解説を行います。この有機化学物質7項目の検査は、()地下水(井戸水)を原水とする()特定建築物である(水の用途として使われている施設等の延べ面積が3,000u以上の建築物、または学校教育法第一条に規定する学校として使用され、延べ面積が8,000u以上の建築物)、という2つの内容に該当する建物に水質検査の義務が生じます。検査頻度は11項目や16項目、消毒副生成物12項目とは異なり、3年以内に1回実施することとなっています。

 

 

1.四塩化炭素 (基準値:0.002 mg/L 以下であること)

四塩化炭素は、フルオロカーボン類の原料として使用されている他に、ワックス樹脂や洗浄剤、殺虫剤の原料としても使用されています。環境中では後に説明するトリクロロエチレンと類似した挙動を示します。平成10年度の環境庁による水質調査では、環境基準を超過した共用水域は0%、地下水では0.06%に留まり改善傾向にあります。

ヒトへの健康影響としては、発がん性が認められており、WHOのガイドライン値においても飲料水の濃度に定めが設けられています。

 

2.シス-1, 2-ジクロロエチレン及び

トランス-1, 2-ジクロロエチレン(基準値:0.04 mg/L 以下であること)

環境中ではトリクロロエチレンという物質と共存しており、このトリクロロエチレンが生物分解を受けることでシス-1, 2-ジクロロエチレンまたはトランス-1, 2-ジクロロエチレンが生成されます。毒性についての有用なデータは無いが、トリクロロエチレンが関わっている事により、監視項目という位置づけで検査基準が設けられています。

 

3.ジクロロメタン (基準値:0.02 mg/L 以下であること)

ジクロロメタンは土壌中に浸透すると留まることや分解を受けることなく地下水へ溶出されるため、地下水汚染を引き起こす可能性を持っています。吸引での暴露では発がん性が認められていますが、経口摂取での発がん性を示すようなデータは示されていません。しかし、吸引による急性暴露で知覚や運動機能喪失の例を受けて基準値を設けています。

 

4.テトラクロロエチレン (基準値:0.01 mg/L 以下であること)

テトラクロロエチレンはドライクリーニング洗浄剤や金属表面の脱脂洗剤などの原料として使用されています。使用済みのテトラクロロエチレンはグリースやオイル類を含んでおり、固体や液体の状態で廃棄処分された際に地下水汚染物質として環境中に放出されてしまう事が社会問題化した例があります。

 

5.トリクロロエチレン (基準値:0.01 mg/L 以下であること)

トリクロロエチレンの使用例はテトラクロロエチレンと類似性があります。環境中での存在は、使用過程での大気中へ揮散やトリクロロエチレンを含む工業排水等により生じます。大気中や地表水での汚染は短期間で消失しますが、土壌中から地下水へ浸透すると長期間にわたって汚染が続くこととなり、汚染拡大後では汚染源の特定が困難となります。

 

6.ベンゼン (基準値:0.01 mg/L 以下であること)

ベンゼンは染料や合成ゴム、合成皮革、合成洗剤、医薬品、合成繊維、食品など多種多様の製品の原料として扱われています。環境中へは主にガソリンの燃焼によって大気中に放出されることが多く、水系へは工業排水によって放出されます。長期間留まることはなく比較的すぐに消失しますが、慢性的に暴露することで免疫系統の低下や染色体異常、造血系への影響があるとのデータも示されています。

 

7.フェノール類 (基準値:0.005 mg/L 以下であること)

フェノール類とは、フェノール(石炭酸)やその誘導体であるクレゾール等を総称したものです。フェノールは主に、防腐剤や消毒剤、医薬品、農薬などの多様製品の原料とされています。フェノール類は自然水に元より含まれていることはなく、原料として扱う化学工場や石炭ガスプラント等の排水に含まれています。フェノールの毒性はタンパク質を凝固させ死滅させる、中枢神経系に親和力を持ち刺激を生じるとともに麻痺症を引き起こすことなどが挙げられます。

 

 

有機化学物質7項目の水質検査は下記のようなお客様からご依頼をいただいております。

 

○ビル・マンション、ホテルなどの施設管理会社様

冒頭で述べた通り、地下水(井戸水)を原水としている特定建築物に該当する建物をお持ちの管理会社様やその物件よりご依頼をいただいております。検査頻度が3年以内に1度と定めがある為、対象の物件への実施漏れが生じないように配慮する必要があります。

 

 

◎有機化学物質7項目の水質検査の市場平均価格 ¥28,000のところ、

水質分析.comでは、

有機化学物質7項目の水質検査を 18,000(別途消費税)で実施しております。

検査に必要な容器、送料は検査料金に含まれています!

 

急に水質が変化した場合などお急ぎで検査をご希望の場合特急で検査をお受けすることもできます。

特急で検査を行った場合、通常納期2週間のところ、1週間で結果をご報告できます(別途料金をいただきます)。

FAXやメールで速報をお送りすることも可能なので、ご相談ください。

 

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