Dr.キセの水質分析講座

水質検査 その他項目(硬度、ホウ素)について その2

更新日時:2018/10/09

 

今回は、前回解説した水道法51項目に含まれる検査項目の残りについて解説をします。これらの項目は、()地下水(井戸水)を原水とする()特定建築物である(水の用途として使われている施設等の延べ面積が3,000u以上の建築物、または学校教育法第一条に規定する学校として使用され、延べ面積が8,000u以上の建築物)、という2つの内容に該当する建物で、検査頻度は建物竣工後の使用開始前に1回水質検査を行ないます。 

 

1.カルシウム、マグネシウム等(硬度)(基準値:300 mg/L 以下であること) 

水の硬度とは、カルシウムとマグネシウムの含量によってあらわされていて、カルシウムとマグネシウムが多く含まれている水を「硬水」、含量が少ない水を「軟水」と呼んでいます。硬度は水の味に影響を与え、カルシウムに比べてマグネシウムの多い水は苦みを感じます。また、硬水は胃腸を害して下痢を引き起こす場合があります。更に、硬度が高いと腐食性やスケール形成などに大きく関与してきます。一方で、おいしい水の条件としては、カルシウムやマグネシウム等の硬度成分が10100 mg/L程度含まれている事が必要で、この時はまろやかな味となります。

 

2.セレン及びその化合物(基準値:0.01 mg/L 以下であること) 

セレンは生体にとって微量必須元素で、体内で生成される有害な過酸化物を代謝する成分に関わっています。一方で、過剰に摂取する、蒸気暴露するといった場合は人体に有害で、粘膜等の炎症、倦怠感、嘔吐、下痢などの症状を示します。地球上に元々存在する物質ですが、幅広い工業部門での産業利用がなされているため、工業地帯周から工場排水、鉱山廃水などとして環境中に排出・検出されている例があります。

 

3.ホウ素及びその化合物(基準値:1.0 mg/L 以下であること)

ホウ素は、ガラスや陶器、ホーロウ、防火剤などに用いられています。また、ホウ酸は弱い殺菌作用を示すので防腐消毒剤として利用されています。

 

4.1, 4-ジオキサン(基準値:0.05 mg/L 以下であること)

1,4-ジオキサンは、合成皮革や塗料などの製造に用いられています。その為、工場から排出される場合が多く、分解されにくい物質の為、地下水を汚染する恐れがあります。

1,4-ジオキサンを過剰に摂取・暴露すると、粘膜に強い刺激を感じる、眼や肺に障害を引き起こすことが動物実験などにより示唆されています。しかし、少ない量であれば体内で代謝され、排出されるので健康リスクへの影響は小さいとされています。

 

5.陰イオン界面活性剤  (基準値:0.2 mg/L 以下であること)

陰イオン界面活性剤は、一般的な台所用合成洗剤として用いられている他、繊維・製紙・金属・化粧品・医薬品・食品工業・土木建築業など幅広い産業分野で利用されています。陰イオン界面活性剤は生物学的に安定であることから環境中でも残存しやすく、過去においては下水道の発達していない地域の河川における発泡・活性汚泥に対する影響による下水処理場での処理能力の低下・水生生物への影響・水道水や井戸水への混入などの問題を引き起こしました。基準値の経緯は、健康への影響もさることながら通常0.51.0 ppm程度で水に泡を生じるようになるので、外見上好ましくないという理由があります。なお、1992年に泡立ちの抑制を確実にする観点から基準値を0.2 mg/Lとなりました。

 

6.ジェオスミン(基準値:0.00001 mg/L 以下であること)

7.2-メチルイソボルネオール(基準値:0.00001 mg/L 以下であること)

ジェオスミンや2-メチルイソボルネオールは、水道水源におけるかび臭問題の原因物質の一つである。水源中でのかび臭の発生は、水温やpH値、栄養塩類濃度によって様々ではあるため、発生条件を限定することはできません。

かび臭を発生させる藍藻類への対策としては、植物性プランクトンの増殖を未然に抑制する方法が行われています。処理薬剤としては、安価でかつ少量で効果を示し、人などに対して無害である硫酸銅や塩素、塩化銅が用いられています。

 

8.非イオン界面活性剤(基準値:0.02 mg/L 以下であること)

非イオン界面活性剤は、陰イオン界面活性剤とは異なり、水に溶けてもイオン性を示すことはありませんが、界面活性(洗浄性)を示します。非イオン界面活性剤の特徴を利用して、金属塩や比較的高濃度の酸やアルカリ性の水溶液の中でも界面活性能を強く示すことができます。利便性ゆえに幅広い工業分野で用いられており、年々増加傾向をたどっています。過去には、国内の工業排水に起因する水道水の発泡事故が発生したこともあります。

 

 

上記の水質検査は下記のようなお客様からご依頼をいただいております。

 

○ビル・マンション、ホテルなどの施設管理会社様

冒頭で述べた通り、地下水(井戸水)を原水としている特定建築物に該当する建物をお持ちの管理会社様やその物件よりご依頼をいただいております。検査頻度が3年以内に1度と定めがある為、対象の物件への実施漏れが生じないように配慮する必要があります。

 

 

◎上記項目を含む51項目の水質検査の市場平均価格220,000のところ、

水質分析.comでは、

51項目の水質検査を 190,000(別途消費税)で実施しております。

検査に必要な容器、送料は検査料金に含まれています!

 

急に水質が変化した場合などお急ぎで検査をご希望の場合特急で検査をお受けすることもできます。

特急で検査を行った場合、通常納期2週間のところ、1週間で結果をご報告できます(別途料金をいただきます)。

FAXやメールで速報をお送りすることも可能なので、ご相談ください。

 

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