Dr.キセの水質分析講座

【解説!】11項目ってどんな項目を検査するの?

更新日時:2019/10/15


 

こんにちは! Dr.キセの水質分析講座へようこそ!

今回は、11項目 」について解説をしていきます。

 

検査メニューに11項目」って書いてあるけど、どんな検査をするの?というご質問をよくいただきます。
そこで今回は11項目について、簡単に分かりやすく解説していきます!

 

11項目とは?

水道水や井戸水を飲料水として使用するために水質をチェックする検査メニューとして広く検査されています。

 

その他、受水槽を清掃した後の水質確認ビル管理法に基づく検査などでも実施されています。

 

それでは、11項目っていったいどんな項目を検査するのか?を解説していきます。

項目の横のカッコ内には、水道法という法律で定められている基準値を記載しています。

 

1. 一般細菌100/mL以下)

特定の種類の菌を指すものではなく、いわゆる雑菌のことです。生活排水や汚水などが混入した汚染された水で多数検出される傾向があります。また、消毒が十分に行われているかの目安にもなります。水道水で検出された場合、汚水・異物の混入や貯水タンクの清掃不良、容量過大による残留塩素の消失などが考えられます。井戸水の場合、汚水の混入や消毒設備の故障、降雨などによる水質変動などが考えられます。

詳しく知りたい方は、

「一般細菌ってどんなもの?」をご覧ください。

 

 

2.大腸菌(検出されないこと)

大腸菌は糞便中に含まれている代表的な菌類です。糞便汚染を知るための目安となります。通常は検出されることはないため、検出された場合は汚水や異物などの混入が考えられ、病原菌に汚染されている可能性もあります。

詳しく知りたい方は、

「大腸菌について詳しく解説!」をご覧ください。

 

 

3.亜硝酸態窒素0.04mg/L以下)

4.硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素10mg/L以下)

水中に溶けている硝酸態窒素と亜硝酸態窒素を検査します(3は亜硝酸態窒素単体を検査します)。この2つは土壌中の肥料の窒素分、植物体内のたんぱく質等に含まれる窒素分が変化したものです。様々なところに広く存在しているので、水道水にもごく微量に含まれています。亜硝酸態窒素が基準値を超えて検出された場合、健康被害※ につながることもありますので注意が必要です。

※満1歳未満の乳児が亜硝酸態窒素を多量に摂取すると、メトヘモグロビン血症になる可能性があり、重度の場合は死亡することもあります。

詳しく知りたい方は、

「亜硝酸態窒素と硝酸態窒素について解説!」をご覧ください。

 

 

5.塩化物イオン200mg/L以下)

海水中の塩分と同様のものです。海が近い場合や、生活排水、し尿が混入した場合に高濃度で検出される場合があります。突然異常に高濃度になった場合、特に注意が必要です。250mg/L以上になると、味に影響が出るとされています。

 

 

6.有機物等[全有機炭素(TOC)の量]3mg/L以下)

水中の有機物を構成している炭素の量を表したものです。藻などの微生物の繁殖や汚水の混入などにより、汚染された水では高濃度で検出されます。井戸水の場合、土壌由来のフミン質※ が原因となる場合もありますが、水道水で有機物の量の値が高い場合、汚染されている可能性が高いです。ただし、この値は様々な有機物の量の総量を示すため、人体に有害なものかどうかまではわかりません。有機物には、汚染物質以外にも砂糖やアルコール、でんぷんなども含まれます。

※フミン質は腐植物質とも呼ばれ、植物等の有機物が微生物によって分解・生成するも 

 のです。

 

 

7.水素イオン濃度(pH5.88.6

酸性、アルカリ性を示す数値で、014までの数字で表されます。中性は7で、値が低いほど酸性、高いほどアルカリ性になります。水道水は中性付近を表すことが多く、異常値を示した場合、汚水などの混入による汚染が考えられます。酸性に傾くと配管などの腐食が早まり、アルカリ性に大きく傾くと消毒効果の低下をもたらします。

 

 

8.臭気(異常でないこと)

9.味(異常でないこと)

人の嗅覚と味覚で感知できる、味と臭気に異常がないかを検査します。異常の原因は、水道水であれば汚染物質や汚水の混入、設備の老朽化、新築やリフォームの水道工事で使用した配管や接着剤などが考えられます。井戸水では、藻類の発生や鉄分の混入、硫化水素に起因するもの、海水の混入などが考えられます。カルキ臭は消毒によるものなので、異常ではありません。

 

 

10.色度5度以下)

水の着色度合いです。黄褐色の着色について検査します。鉄やマンガンの金属が多く含まれていると、値が高くなります。井戸水の場合は、フミン質などの有機物により、色がつくことがあります。適切に処理された水道水は無色透明なので、色度が高い場合は、生活排水などの混入や給水設備の劣化及び洗浄不足などが挙げられます。

 

 

11.濁度2度以下)

水の濁りの度合いを検査します。土砂の混入、配管の腐食、微生物の繁殖が原因となることがあります。適切に処理された水道水に濁りはないので、濁っている場合は生活排水などの混入や給水設備の劣化および洗浄不足などが考えられます。

 

 

上記の11項目を検査し、全て基準値内であれば、「飲用に適している水」と判断することができます。

 

ただし、井戸水は水質が一定でなく周りの環境により水質が変化することもあります。

周りの環境を考慮して検査項目を追加するか、水道を使用できる場合は飲用には水道水を使用することをおすすめいたします。

 

検査の結果、異常値があった場合、飲用に使用するには原因を調査したり、水質の改善をすることが必要となります。

 

水質分析.comでは、異常値についてお問い合わせいただければ、検査員が詳しくご説明いたしますので安心です。

 

 

監修 : アムコン株式会社 分析事業部

https://www.amcon.co.jp/products/water/

 

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