【検査項目解説!】一般細菌(水質)について

1.一般細菌(基準値:形成される群落集が100個/mL以下)

 

一般細菌の検査は、いわゆる雑菌の数を調べる検査です。雑菌は一般的に広く存在していますが、汚染された水に多く検出される傾向があります。この検査では、菌の種類や病原性を知ることはできませんが消毒が十分に行われているかを確認する目安になります

 

水道水で雑菌を検出した場合、汚水や異物などの混入や貯水タンクの清掃不良、容量過大による残留塩素の消失などが考えられます。井戸水の場合は、汚水の混入や消毒設備の故障、降雨などによる水質変動などが考えられます。

また、水そのもの以外の原因として、蛇口の汚れ浄水機内の活性炭に雑菌が増殖することなどもあります。